Diary 2005

ホーム  自己紹介  ライブ  日記  エッセイ  書評  コラム  写真

12月  2005年1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月  10月  11月  12月

江ノ島、富士山、稲村ガ崎


★2004年5月〜2010年5月までの日記は、『日常で歌うことが何よりもステキ』に収録しました。
★2010年6月〜2011年6月までの日記は、『いやらしさは美しさ』に収録しました。


1月1日(土)


おめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
これまで日記など一度も付けたことのない人間がこうして去年の5月から続けられているのは、きっとどこかで誰かがこのホームページを開いてくれているだろうという思いがあるからである。ありがとう。
2004年12月31日は、COUNTDOWN JAPAN 04/05 に出演した。渋谷陽一さんの紹介でステージへ。たぶんほとんどのお客さんは僕の歌を一度も聴いたことのない若い人たちばかりだ。歌い出した時、予想をはるかに超えたピアノとギターの爆音にびっくり。焦る。こういうイベントは演奏者のサウンドチェックが無いのが普通だ。出音はいいのだろうと信じ、音に負けじと声を張り上げた。会場の雰囲気はとても良かった。なのに自分としては(もちろん頑張ったのだが)最高の達成感にはいたらず、佐久間さんも同じ気持ちなのだろう「うーん」とうなりながら控室へ。ビールを飲みながら反省会。「でも、お客さん、『H』の時、手拍子してくれたよね」とか、「後半お客さんも増えた感じだし」などと、スタッフの方たちと元気づけのためにいいことばかり話す。中田さん(佐久間さんの楽器担当)が言うには、「いや僕はいつもより良かったと思いますよ」という意見に、だんだん「ああ、良かったんだ」という結論に達した。歌いやすいに越したことはないけれど、多少の歌いづらさや演奏しづらさの中で戦っている姿は、それはそれで(すべてが無難に収まるよりは)格闘技のようで良かったのかも知れない。いつまでも慣れないことが大事なのだから。


12月  2005年1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月  10月  11月  12月

ホーム  自己紹介  ライブ  日記  エッセイ  書評  コラム  写真