★2004年5月〜2010年5月までの日記は、『日常で歌うことが何よりもステキ』に収録しました。
★2010年6月〜2011年6月までの日記は、『いやらしさは美しさ』に収録しました。
7月3日(金)
『求めない』(小学館)の著者加島祥造さんが老子の世界「道(タオ)」へ入ったのは、60歳近くで恋愛をし思いっきり振られたことも影響していることを新聞記事で知り、そうかと思ったことがある。僕も早くこういう境地に達せられたらと思っている。
求めない すると いまじゅうぶんに持っていると気づく
求めない すると それでも案外 生きてゆけると知る
求めない すると ちょっとはずかしくなるよ あんなクダラヌものを求めていたのか、と
求めない すると 心が静かになる
求めない すると 自分にほんとに必要なものはなにか 分かってくる
求めない すると 求めないほうがはるかに面白くなる
求めない すると「自然」になる だって自然はひとに 求めないからだ!
一切なにも求めるな、と言うんじゃあないんだ どうしようか、と迷ったとき 求めない と言ってみるといい。 すると 気が楽になるのさ。