Diary 2014

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リブロ池袋本店「復活早川書店」(撮影井口かおり)2014.8.19

9月1日(月)


「恋人を選ぶ条件を3つあげるとすれば何ですか?」
「その条件をそろえた方が2人いたら、何を理由に1人にしぼりますか?」という問いかけが好きだ。
みんな答え方が違う。性格や考え方や価値観がわかる。3つ目までは理性で答え、4つ目で本性が表れるらしい。

逆に「嫌いなタイプは?」を尋ねても面白い。ある人に訊いたら即座に、「知ったかぶりをする人」と言うので笑ってしまった。お互いの好みや許せないことを知っておいた方がよい。なんか違うな、まあいいや、その部分は目をつぶっておこうなんてところがあると、やがては破局が来る。感性も同じ、相性も合う、一心同体ではないかと思えたら、きっと長続きするだろうな。

肉体はここに存在するけれど、「心やたましいはどこにあるのだろうね」と話し合うことがよくある。記憶も精神もいったいどこにあるのだろう。目には見えない。身体の中なのか外なのか。包んでいる空気なのか。「肉体とたましいとが一番寄り添ったときに涙が出るのではないかしら」と言われて、あっ、そうかも知れないと思った。

周りにお花畑などないのに、蝶々が飛んで来ることがある。ふと見上げた窓の外に、交通量の激しい交差点でも見かけたことがある。そんなとき、「あっ、佐久間さんかな」なんて勝手に思ったりする。

感傷的で、僕だけの偏見で、世間一般には通用せず、決めつけられないことだから、あえて口にしなかったが(してたかな)、好きな音楽とそうでもない音楽との違いは(映画も本も愛する人も)、悲しみを感じるかどうかではないだろうか。もちろん、笑えること、心地よいこと、美味しいこと、元気が出てくることは大切だが、泣けて来るほどの感動が一番美しいと僕は思っている。


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