11月25日(火)
僕の身体には、なぜか三拍子のリズムが流れていて、曲を作る時も、ふと耳にしていいなと思う曲も気がつくと三拍子が多い。もりばやしみほさんの「身体と歌だけの関係」をカバーした時も、原曲は四拍子なのに、僕が歌ったら、知らぬ間に八分の六拍子になってしまった。
そんなわけで、四拍子の曲が僕は極端に少ない。「H」「君でなくちゃだめさ」「猫のミータン」「いい娘だね」「堕天使ロック」「ラブ・ゼネレーション」ぐらいだ(「ラブ・ゼネレーション」は、途中、八分の六拍子に変化する)。四拍子は比較的明るいから、お客さんに手拍子を入れてもらえると盛り上がる。けれど、たまに、調子が悪い時がある。
四拍子の「1、2、3、4」、全部に手をたたくと、幼稚園生の歌になってしまう。「1」と「3」に手をたたくと、民謡になってしまう。「2」と「4」に、手をたたいてもらえると嬉しい。「ウンチャ、ウンチャ、」の「チャ」にアクセントをつける(裏打ち)。すると、音が立ってくる。歌いやすい。偉そうなこと言って申し訳ないけど。
11/21〜23まで、京都ガケ書房、大阪ワイルドバンチ、塩屋旧グッゲンハイム邸で歌わせてもらった。ありがとうございます。11月16日(日)
渋谷ラストワルツにて知久寿焼さんとライブ。2014年4月29日、新大阪から名古屋に向かう新幹線の中で、京都駅から乗車してきた知久さんとばったり遭遇。通路を挟んで隣同士だった。なんという偶然。誰かが逢わせてくれたに違いない。そこでライブの約束を交わした。
「サルビアの花」を一緒に歌う予定だったがキーがまったく違うことに前日気づく。僕はCなのに知久さんはGだ。えらい違いである。よって「サルビアの花」は知久さんがソロで、「この世で一番キレイなもの」と「からっぽの世界」は1オクターブ高く歌ってくれた。
知久さんの喋る声は普通だけど歌声は高い。僕は喋る声は高くて歌声は低いらしい。知久さんのファンは女の子が90%。逆だ。本番前、楽屋で雑談。「客席に聴こえたら、ちょっとまずいですね」というような話。原マスミさんがいたら、もっと盛り上げてくれるだろうな。 11月1日(土)
10/25は小倉フォークビレッジで歌った。歌い終わってから、本とCDを初めて僕が販売した。20年間本屋をやっていたので「いらっしゃいませ。ありがとうございます」に抵抗はない。ただし、釣銭はあまり得意な方ではないので、「これで合ってますよね」と確認する。
HONZIや佐久間正英さんが弾く「からっぽの世界」のエンディングを聴いたことがある人は、和音しか弾けない僕のピアノを物足りなく思うかも知れない。しかし、自分が出来ることを精一杯やるしかない。
10/26は鹿児島イパネマで歌った。僕のことをまったく知らない人も聴きに来てくれて嬉しかった。宿は天然温泉ドーミーイン鹿児島。昼食は天文館の吹上庵で黒豚そばを食べた。
10/27、お蕎麦の味が忘れられず、同じ店に開店早々、天ぷら板そばを食べに行く。桜島を観たあと、休暇村指宿へ向かった。砂むし温泉を体験。波の音も料理も焼酎も満足。どうしてなんだろう。いいものというのは、雰囲気も、感じの良さも、美味しさも、すべて正比例している。