Diary 2014

ホーム  自己紹介  ライブ  日記  エッセイ  書評  コラム  写真

12月  2014年1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月  10月  11月  12月  2015年1月

竹富島 水牛車 2014.11.30

12月4日(木)
50の力でしか愛さなくて、ふられたなら、悔いは残るだろうが、100の力で大切にしていたのに、ふられたならば、悔いは残らない、と最近思うようになった。さらに言えば、僕をふった人は、僕よりももっとダメな男をつかまえて、きっと不幸になるだろうと密かに思うのである。逆に、僕がふった場合は、僕が不幸になって、相手の女性は、僕より断然ステキな人を見つけて幸せになる気がする。

角田光代『異性』(共著 穂村弘・河出文庫)の中に、同じような気持ちが書かれてあった。「自分をふった恋人が、別れたのち、しあわせになってほしいか、不幸になってほしいかと、友だちに訊いてまわったことがある。なぜ『訊いてまわった』かというと、私は確実に不幸になっていてほしいと願うのだが、そんな自分はどこかおかしいのかと不安になったからである。おそろしいことに、実際私はおかしかったのだ」

角田さんは自分の気持ちをこう分析する。「私が小説を書こうと思い、書き続け、なお書きたいと願う、その核の部分は、きらきらしたまぶしい正のものではなくて、黒くてゆがんで湿った負のもの、という気が、どうしてもしてしまうのである」

11/28那覇桜坂劇場で、もりばやしみほさんと18年ぶりに再会した。みほちゃんのソロ「身体と歌だけの関係」「海」を聴き、「あと何日」と「僕らはひとり」を一緒に歌った。今はあまり音楽活動をしていないようだが、声とピアノは変わらずに魅力的であった。どうして、こんなに才能のある人が第一線ではないのだろうかと思ってしまう。

11/29石垣島すけあくろ。オーナーの今村さんに「石垣島に雪は降ることあるのですか?」と訊いたら、あり得ないことなので、笑われてしまった。「開演時間の15分前に来ればいいですか」と訊ねると、「島時間だから、8時になっても人はそろわないよ」と言われた。時間がゆったりと流れている。

11/30竹富島へ。水牛車を見かけ写真に収めたが、可哀そうで乗る気は起こらず(肉は食べるけど)。気温29度。コンドイビーチで泳ぐ。足元になまこを発見。僕はまだ食べたことがない。もぐって、つかもうとするけど、怖くてにぎれず、何度も挑戦。やっとつかんで水面に上げたら、潮を吹いたので、びっくり。

竹富島コンドイビーチ 2014.11.30


12月  2014年1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月  10月  11月  12月  2015年1月

ホーム  自己紹介  ライブ  日記  エッセイ  書評  コラム  写真