10月29日(月)
早川義夫さま
いつもお世話になっております。夏葉社の島田でございます。
昨日は、素晴らしいライブをありがとうございました。早川さまの声、言葉、ピアノ、足踏み、すべてが、僕の心に刺さるようでした。冒頭の「サルビアの花」から、心をつかまれて、私自身のいろんなことを、なつかしく、生々しく、ときに痛みを伴って、思い出しました。こんな経験は初めてです。ライブ会場を出ると雨が降っていて、上手くいえないのですが、「人生をいま生きている」というような、強い力をもらったような気がして、心の中が落ち着いていました。たくさんの人に無性に会いたくなり、声を聞きたくなりました。
ライブが終わってからご挨拶しに伺おうと思っていたのですが、全力で、命を振り絞るように演奏される早川さまのお姿を拝見し、遠慮させていただいた次第です。また、ライブを聞きに足を運びたく思っております。寒くなってまいりましたが、どうかくれぐれもご自愛くださいませ。本当に、早川さまが歌手でよかったです。なお、このメールは返信には及びません。また、ご挨拶できる機会を楽しみに待ちます。
夏葉社・島田潤一郎10月28日(日)
神保町スタジオイワトでソロライブ。このごろは1回歌うだけで、翌日、体がガタガタになるのに、11月は3日連続が2回ある。山口、小倉、久留米。京都、塩屋、名古屋。平気かしら? おそらく気が張っているから、大丈夫だけど。久しぶりの方、初めての方に逢えるのが楽しみ。
練習では選曲と曲順にこだわる。大した違いはないのだが、全編で一曲というか、ひとつの物語になればいいなと思っている。曲間を開けて、余韻を作ることも大切だが、一曲一曲拍手をもらうのは申し訳なく感じる。
気持ちよく歌えない歌が出てくる。あとで気づくのだが決まってテンポが速すぎてしまう。歌詞カードには「ゆっくり」という注意書きの付箋を何枚も貼ってあるのに、つい走ってしまうのだ。かといって、メトロノームを使って練習するのは、とても気持ちが悪くて出来ない。メトロノームのようには呼吸していないからだ。