Diary 2012

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僕の大好きな鎌倉のお店 nui-nui 1st.藤井三枝子さん 2012.6.10

7月29日(日)


スッゴいトランクス買っちゃったね!
どうしちゃったのかと思ったよ(笑)

話せば長くなるけど。
何だか面白くなくて…。よくあるでしょ。女の人がヒステリー起こして、デパートでたくさん買物してうっぷんを晴らすみたいな。ところが欲しいものが全然なくて、肌着売場で、海水パンツみたいな柄がなぜか気になって、でも僕が穿いたらおかしいだろうなと想像はしたけれど、感じの良い女店員さんと話しているうちに、つい買ってしまったの(結局、その日買ったのはそれだけ)。似合わなかったら、キミが穿けばいいやと思って、Mサイズにしたかったけど、お腹まわりを測られて、Lになってしまった。
柄は悪くないんだけれど、やっぱり、案の定、とんでもなく似合いませんでした。お腹痩せなくちゃ見られたものではない(急いでプールに行き出した。遅すぎ)。日記、更新してから、恥ずかしくなりました。第一、あんなふうに浮かれた気分ではないから、消したくなってしまったけど、消すのも意味があるみたいで嫌だなと思い放置状態。

7月25日(水)


新宿伊勢丹メンズ館肌着売り場。
「いつもトランクスしか穿いてないんだけれど、これが、ちょっと気になって」
「ローライズは、腰骨のところで穿くんです」
「おへそまで上げちゃいけないんですね」
「はい」
「たとえば、おしっこする時は、脇から?」
「いえ、ちょっと下げて上からです」
「…ということは、ズボンを下げることになってしまうから、男子トイレでは出来ませんね」
「そんなことないです。みんなしていると思いますよ」
「デザインが楽しいな。下はお花畑で上は空だよね」
「あまりないですよね、こういうの。7月末までセールなんです」
「僕に似合うかどうかだよな。変態じじいが女性の下着を穿いているようになっちゃうんじゃないかな?」
「そんなことないですよ〜」

Levi's ローライズ 2012.7.23

7月12日(木)


先日、初めてカラオケに行った。「交互に歌おうー」と言われ、さて何を歌ったらよいか、曲名がさっぱり出てこない。相手の歌を聴いている余裕もなく、うーんと頭を捻りながら、ボードを使って予約する。斉藤和義「ずっと好きだった」、野狐禅「シーグラス」、テンプターズ「忘れ得ぬ君」、スパイダーズ「夕陽が泣いている」、ビートルズ「ノー・リプライ」、玉置浩二「嘲笑」、中島みゆき「かもめはかもめ」、桑田佳祐「月」「黒の舟唄」。あとはもう「雪の降る街を」ぐらいしか出てこない。そこで反則プレイ、ジャックス「裏切りの季節」、早川義夫「NHKに捧げる歌」。

題名が思い出せても、メロディがうろ覚えなので、ちゃんと歌えない。英語がまったく駄目なので、ビートルズは降参。何を選曲するか予習して行けばよかった。時間はあっという間に過ぎた。たしかに、カラオケは発散できて楽しいかも知れない。僕は世間知らず。マンガ喫茶はこの間征服したが、まだ、未知の世界がいっぱいある。吉野家、ネットカフェ、日焼けサロン、キャバクラ、パチンコ、競馬、外国旅行。

7月7日(土)


初めて渋谷dressへ。渋谷駅東急南口から歩いて1分なのに、とても静かな場所。東側は川が流れ、西側は東横線の線路。さえぎる壁なし。ビルの3階。店内はオシャレ。椅子、テーブル、照明、一つ一つが豪華だ。るつこさんの話では、料理もすごく美味しいらしい。そういえば、演奏中、大きなフライパンに野菜か何かを炒めている音が聴こえて来たのだが、全然、雑音に聴こえなかったのが不思議。料理も音楽だった。

開場前から、各テーブルには、予約者の名前が貼られている。予約順にいい席が割り当てられているらしい。つまり、お客さんはあわてて来る必要はなく、並ぶ必要もなく、予約して開演前に来さえすれば、ちゃんと坐れるシステムなのだ。それを知って、粋だなと思った。
PAは青木修さん。「昨日、岩下さんと飲んだんです。今日は来れないけれど、柴草玲さんとの8月4日は行くと言ってましたよ」「あっ、岩下食品の社長さん? 嬉しいな」

今回の「るっちゃんとよっちゃんの七夕ライブ」は、3月3日「ひな祭りライブ」の仕切り直しである。ライブ前日、僕はA型インフルエンザに感染してしまい、やむなく公演中止となったのだ。無理矢理やるべきだったのではないかとその後も僕は思ったりしたが、「中止するのが当たり前」という声を全員から聞いて、判断は正しかったのだと納得はしても、迷惑をかけてしまったことは取り返せない。

7月4日(水)


映画『グリーンマイル』を観た。だいぶ前に観た憶えはあるのだが、もうろくしたせいか、うすらぼんやりしていて、さてこの先どうだったかが全然憶えていない。凄かった。3時間もある映画なのにちっとも長く感じなかった。罪を犯していないのに電気椅子に送られしまう黒人の魂の中に、超能力が宿っていて(僕は超能力なんてあまり信じていないのだが)、途中、わーと叫んだり、大声を出して泣いてしまった。美しい精神の映画を見るたびに、僕はこれまでで、一番いい映画を観たと思ってしまう。

難解な数学の問題を解いてしまう『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』。ダウン症の子が誕生したので、妻に死産だったと偽る『メモリー・キーパーの娘』、最後、少女の心に打たれた。「何かが欠けてみえる人ほど、神様、仏様に近いんだって」と、僕はその映画を観た後、一緒に観た彼女に、酔っていたせいか、力説したことを覚えている。(実は覚えていたのではなく、あまりにくどいので、ICレコーダーに録音されてしまったのだ)

アラン・ドロンとジャン・ギャバンの『暗黒街のふたり』では、更生しているのにアラン・ドロンがギロチン刑。精神障害を装うエドワード・ノートンが最後に無罪を勝ち取ってニヤッと笑う映画『真実の行方』。悪人が生き延びる、ハッピイエンドではない映画を観ると、納得がいかなくて、どうして? って怒る人もいるが、僕は案外好きだ。泣けてくる映画がいい。世の中は思い通りに行かないものだから、不条理もあり得ると思っている。

7月1日(日)


「リアジュウって、知ってる?」
「リアジュウ? リアはリアルでしょ」
「うん、そう」
「ジュウがわからないな、重なるしか浮かんでこない」
「現実生活が充実しているという意味」

「喫茶店行こうか」
「喫茶店? カフェっていうんじゃない」
「えっ、喫茶店って死語なの? 純喫茶、同伴喫茶、食堂」

「僕に何を望む?」
「もっと忙しくなった方がいんじゃない」
「海の家でもやろうかな」
「あっ、いいかも」
「金魚売りもいいな。たらいに金魚入れて天秤棒で担ぐの。金魚〜金魚〜って」
「…?」

「私のどういうところが好き?」
「うーん、可愛いところかな。僕のどういうところが好き?」
「面白いところ」

可愛い子はいっぱいいる。面白い男も多い。
他の人が可愛いと思わない部分を僕は可愛いと思うのだ。
他の人が面白いと思わない部分を彼女は面白いと思ってくれるのだ。


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