エッセイ 20
銀杏BOYZを聴いて自分は何を歌いたくなったかが大切なのである。「GING NANG SHOCK!ギンナン・ショック 下」(白夜書房) 2007年5月1日発行
●銀杏BOYZのメンバーをご自身の印象でご説明ください。
峯田和伸さんの『恋と退屈』を読んで、なんて正直なんだろうと思った。男友だちとのフェラチオなど、本来なら内緒にしておきたいような話もまるで童話のように、純粋で切なくキレイに思えてくるから不思議だ。チン中村さんともお会いしたが抱きしめたくなるくらい感じの良い青年だった。うらやましい。
●銀杏BOYZの音楽をご自身の印象でご説明ください。
歌はたましいだから、うまいとかへたとか、かっこいいとかかっこ悪いとかいう問題ではない。銀杏BOYZが何を歌ったかが大切なのではなく、銀杏BOYZを聴いて自分は何を歌いたくなったかが大切なのである。
●一番好きな曲はなんですか?
「夢で逢えたら」「夜王子と月の姫」「東京」
●今後銀杏BOYZに期待されること。
変わらぬ低い目線と高い志。